2009年2月13日金曜日

覚悟を決めろ。

決断しなくちゃならない。映画トレインスポッティングの冒頭が俺は好きだ。「人生を選べ。仕事を選べ。キャリアを選べ。家族を選べ。大型テレビを選べ。洗濯機を選べ。車を選べ。CDプレーヤーを選べ・・・」成熟した人たちは決断を急がない。究極的に言えば、人生において決断は必要ないといえるからだ。決断することなしに生きていくことが安定と上昇への王道だということはもはや様々な角度から明らかである。決断の先に待っていることは限りない不安定と個人的主観に過ぎない。しかしそれでもなお、決断することを俺はオススメする。なぜなら俺は、俺の主観においてそちらの方が楽しいと決断したからだ。安定と上昇は確かに魅力的である。その二つの要素さえ持ち合わせていれば、あなたはいつまでも不幸にならずに居ることができる。アキレスと亀のように追いつけぬ幸せを永遠に夢見ながら、不幸を感じずに生きていくことが出来るのだ。魅力的でないはずがない。しかし、それでも俺は、いわば時間軸を強引に導入し、不幸と幸福を往還する、波乱に満ちた、そんな人生にあこがれている。これはもしかしたらどこかが狂っているのかもしれない。そう言われて返す言葉は俺には存在しない。黙りこくってただただ「正しい」お説教を聞くまでである。人生はどこまでいっても不確定なノイズが入り込むものだ。俺たちは理想気体だけで呼吸することは出来ない。絶対にそこには意図せざるものが介入するのだ。それならばそれを好意的に受け入れよう。それを愛そう。それこそが人間であり、それこそが本当に生きることではないのか。俺はどこまでもそう思うのだ。もちろん若いという人も居るだろう。それならそれで結構である。若さは時にポジティブな変革をもたらすのだ。それが例え万が一であっても、信じることは楽しいではないか。

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