2009年1月1日木曜日

寝て、起きる。

初夢というものを俺はほとんど見たことがない。今年も見なかった。

しかし、起きてすぐこうして文を書いていて思う。自己表現の敷居は極端に低くなった。何か伝えたいメッセージが強固になくても、こうして日々ブログを更新していれば、どこか何かを伝えた満足感がある。その気持ちはとてもよく理解できる。気分は一億総表現者である。昨年、俺はこのように自己表現の敷居が低くなった現代において、芸術の定義を変えるべきだと主張した。表現をすること自体が芸術なのではなく、表現をする場が芸術であり、その上で芸術的表現が行われるのだと主張した。その考えは当時、言葉遊びだと一笑に付されることが多かったが、主張を除けば的確な現状把握だったと思っている。その把握をもとに今年はよりいっそう面白い活動ができるように邁進したい。

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