2009年1月4日日曜日

Malcolm X。

人は孤立しなければならない。独立して各々の道を行かなければなけない。最後は一人で闘わなければいけない。しかしなかなかこれは難しいことだ。近くに居る友達や、家族や、仲間を信頼したい気持ちはとても強烈な欲望だし、信頼している人間となら何かを一緒にすることはできると考えるのは当然の話だ。しかし誰かと何かを一緒にすることは、幻想だ。何かの組織に所属することは、幻想だ。基本的に人間には一人でする行動しかありえない。そして時々、ほんとうに時々、一緒に何かをできたという幻想を信じることができるのだ。もちろん夢から覚めるまでのほんの短い間だが、信頼という言葉がまるで存在するかのように生きることができるのだ。しかしそれは生きていくために必ず必要な幻想ではない。だからこそ、人はそれに憧れ、夢見るのかもしれない。俺はあまりそういう憧れは強くないほうだが、それでもそういう幻想を抱えた未来は素敵だなと思える。もし俺たちが素敵な未来を実現するために生きていこうとしているなら、進んでそんな幻想を抱えるのもいいかもしれない。現に俺はそうやって夢と幻想の世界に生きていこうと心に決めている。そしてその時に個人的に守ろうと思っていることが三つある。

・目に見える結果を期待しない。
・自分以外の人を信頼しない。
・常に正しいかどうか考える。

Malcolm Xは面白い映画だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿