2009年1月14日水曜日

名作引用4

IN THE FLIGHT FISHMANS
四つ階段を駆け上がってドアをあけてのぞきこめば
その眠たそうな空気が好きだ
調子がよければいいね そんな気配を感じたなら
陽気にお邪魔もできるさ
ドアの外で思ったんだ あと十年たったら
なんでもできそうな気がするって
でもやっぱりそんなの嘘さ やっぱり何も出来ないよ 
僕はいつまでも何も出来ないだろう
空に寄りかかって 二人の全てを頼って どこまでも飛んで行く
いつでも僕らをよろしく 頼むよ
IN THE FLIGHT IN THE FLIGHT
IN THE FLIGHT IN THE FLIGHT

色々なことを考えて、どうにか実現したいと思っても、なかなか難しい。俺は何もできないから、なんでもできると思っている。不器用なのだ。だから何もできないけれど、なんでもできると信じている。たった一つのことでさえうまくやっていくことは難しい。いや、たった一つのことだけでうまくやっていくのが難しいのかもしれない。いずれにせよ、俺はたぶん何一つうまくできないまま終わるだろう。小説だって、演劇だって、映像だって、音楽だって、あるいは日常生活だって、何一つうまくできやしない。バランスよくひょひょいのひょいと何でもこなしていく人たちを見ていると、本当にうらやましいと思う。そういうことが、俺に限らずたぶんそれぞれにあるんだろう。そしてそれがどうにかなって生きてるんだろう。自分が悪いと思ったことは正していかなければならないけど、バランスが取れないことで絶望する必要はないのだと思う。

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